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タッセルとは、紐の先端に付けられる「房飾り」のこと。今日のタッセルスリッポンのスタイルを確立したのはアメリカで、オールデン(Alden)が第二次大戦後の1948年、ハリウッド俳優が、ウィンザー公が履いていたタッセル付きの紐靴にあこがれ、ニューヨークの靴職人に制作を依頼した靴を原型に初めて創りあげたという、比較的新しいもの。


1957年に、この靴の「適応力の広さ」に目を付けたのが、かのアメリカントラッドの雄、泣く子も黙るブルックス ブラザーズ。かつて宮廷の靴にも用いられたタッセルの端正な雰囲気と、スリッポンが持つ気楽さが仲良く同居するこの靴に、このブランドは言わばONとOFFの両立性を見出し、オールデンにオリジナルモデル(かかと周りにステッチングが入るのが変更点)の製造を依頼し大好評を博した。以来この靴は、アメリカントラッドを代表する元祖ビジネス・カジュアル兼用靴として、結び目を蝶結びにしたり、つま先をフルブローグ状にするなどのバリエーションを数々生み出しながら、ヨーロッパ諸国や日本でも普及していった。


★REGALとしてのオリジン★
REGALでは、当時IVYリーガー達がキャンパス内で履いていた手縫いのモカシンスタイルのスリッポン(当時は、ネッテルトンやバスのローファー、タッセル、コブラヴァンプなど)に着目、裏革のついていない手縫いモカシンの雰囲気は壊さず、グッドイヤーウェルト式で仕上げた。肉厚な甲革と合わせモカの技術によって独特のシルエットが誕生。ローファーと合わせてデビューさせた。VANのTPO提案と合わせ、幅広く認知され、学生靴の代表的デザインにもなり、REGALのロングセラーモデルとなる。