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甲に文字通りサドル、つまり馬の鞍状に独立した革で、甲部をくるむ様に載せ、そこに鳩目を付けた状態の紐靴のこと。また、「バックステイ」、「市革」と呼ばれる踵部最後端の縫い目を覆うパーツをつけたものがよりクラシックと言える。「コンビサドル」と呼ばれる2色使いのものが中心で、とりわけゴルフシューズのデザインとして様々にアレンジされながらも未だに根強い人気を誇っているので、スポーティなデザインとして認知されている。1960年代に入り、米国アイビーリーガーが着用するようになり(スクールカラーに合わせたコンビカラー)、IVYシューズの1つとして、日本へ伝播。そのため、日本人にはIVYブームの時から、より「アメリカ」の匂いのするデザインとして認知される様になった。それ以外の際立った特徴としては、底部は革製ではなく、俗に「アンツーカーソール」とか「ブリックソール」と呼ばれるラバーやスポンジでできた赤茶色のものが主流で、コバ周りを丸く削るなど、アッパーの個性に合わせてアレンジされバリエーションとなっている。

 


★REGALとしてのオリジン★
現在、REGALブランドのみに見られるカラー「ソーテル」とは日本では1952年に男の夏靴で、グレーとともに淡色として紹介された色。語源はフランス ソーテルヌ地方のワインの元となる葡萄の色だとか云われている。この色自体は、本来ベージュ系の色だが、開発当時タンナーの仕上げ工程で色味が変わり、REGALブランド独特のグレーがかったオリジナルのベージュカラーが誕生、以来、同じ独特の色味での生産を続けている。REGALブランドで、サドルシューズが初めて発売されたのが1972年3月、日本でジーンズ(デニム)がブームになった最中。ファッションにカジュアル的要素が加わる様になった時代背景を元に、606というモカシン専用の木型をあえて使用し、開発、その独特のシルエットが受け入れられた。それから今年で38年目ディテールを変える事なく、リーガルブランドのロングセラーモデルの1つとなるばかりでなく、そのオリジナリティはますます輝きをましてサドルシューズの代名詞的な存在となっている。